ポンプステーションおよび制御システムの大手メーカーであるUSEMCOは、Ewon産業用ゲートウェイを導入することで、嫌気性消化施設を改善し、リモートアクセス、データ収集、およびコスト効率の高いソリューションを実現しました。
USEMCO - Wisconsin州のTomahに拠点を置くUniversal Sanitary Equipment Manufacturing Companyは、地方自治体や産業向けのターンキーポンプステーション、制御システム、アクセスドアのカスタムエンジニアリングと製造の業界リーダーです。
USEMCO Inc.は、GSMおよびEthernetによる安全なリモートアクセス、制御、アラーム、データロギングを提供するEwon産業用ゲートウェイを導入することで、USEMCO Bi-gester®嫌気性消化槽設備に、コスト効率の高い競争上の優位性を簡単に加えるとともに、無料で利用できるTalk2mクラウドインフラストラクチャーを使用して、デバイスとユーザーの認証を簡素化し、管理できるようになりました。CSVエクスポートからAPIまでのさまざまな柔軟なオプションにより、強化されたデータ収集の統合を簡単に実現し、廃水処理の顧客の課題に対応する能力を強化しました。
USEMCOのエンジニアであるMike Harris氏は言います。「私たちは、わずか100頭の牛で廃棄物をエネルギーに変えることができる中小規模の農場で、嫌気性消化槽の稼働を実現する技術に取り組んでいます。また、消化工程で糞尿を加熱するために使用される水を加熱するために発電機を使用しています。温水の一部は、床暖房システムで使用するために納屋に送られます。肥料の品質の向上と、エネルギー再利用によって得られる寝床は、当社の嫌気性消化槽設備業の副産物です。Ewon産業用ゲートウェイにより、セットアップが簡単な産業用ソリューションを組み込むことで、現在および将来の顧客のニーズを満たすことができます。」
Ewonソリューションのリモートログイン機能により、PLCおよびオペレーターインターフェースのプログラミング変更をリモートで行うことができます。現地で変更を行うために技術者を現場に派遣する必要がないため、コストを節約できる貴重なツールです。
現地で変更を行うために技術者を現場に派遣する必要がないため、コストを節約できる貴重なツールです。
Pat Rezin氏、USEMCO Inc.最高経営責任者(CEO)
USEMCOのエンジニアは、Ewon産業用ゲートウェイとオペレーターインターフェースのVNC機能を組み合わせることで、リモートでディスプレイにログインし、画面を操作して蒸解釜の稼働状況を確認することができます。データを収集して使用可能なデータベースを構築することは、消化槽の重要なオペレーションを評価し、プロセスに必要な変更を決定するのに役立ちます。
消化槽の温度、バイオガスの流量、バイオガスの圧力、発電機の状態、発電量、タンクレベル、水温、ポンプの合計、室温は、収集されるデータのほんの一部です。
Ewon産業用ゲートウェイは、1日に8回、ステータス更新をEメールで送信し、アラーム状態が発生した場合にはEメールとテキストメッセージを送信するようにプログラムされています。メッセージは、アラームの性質と対応可能なユーザーに応じて、複数のユーザーに送信されます。データ収集とアラーム機能に加えて、ソフトウェアパッケージが電気メーターをポーリングし、データをWebに投稿する機能があります。これによって、農場の所有者と発電機のサービス技術者は、発電機のキロワット出力を確認できます。
一元管理されたクラウドベースのインフラストラクチャーからユーザーとデバイスの両方を追加、削除、管理する機能により、セットアップと構成の時間が短縮されます。リモートアクセスセッションは、接続タイプがGSM携帯電話回線またはEthernetのいずれであるかに関係なく暗号化されます。オンデマンドのリモートアクセス接続から永続的なリアルタイム接続に簡単に拡張できるので、USEMCOの顧客は安心できます。このシステムは、PLC/RTUモデルやプロトコルに関係なく、あらゆるタイプの制御、機器、計装の要件に対応できます。
