1080 Quantum と 1080 Sprint は、プロアスリートの体力やスピード、身体的な強さをテストできる最新の神経筋テストマシンです。テストマシンに記録されたデータは、Bluetooth によってワイヤレスでコンピューターまたはタブレットに転送され、1080 Web アプリケーションに表示されます。ワイヤレスのデータ転送は、Anybus Wireless Bridge を使って実行されます。

テストマシンの記録データはコンピューターまたはタブレットにすぐに表示可能です。データは、Anybus Wireless Bridge を使用して Bluetooth でワイヤレス送信されます。
昨今のスポーツ理論はますます科学的になっています。アスリートはプロに近づくにつれて、パフォーマンスやトレーニングの成果を記録する必要性がより一層高まります。
1080 Motion 社はスウェーデンのこの分野でのパイオニアとして、アスリートの体力、スピード、強さの面での発展を測定できるエレクトリックトレーニングマシンを製造しています。同社の画期的な製品である 1080 Quantum と 1080 Sprint は、アスリートがさまざまな方法でワイヤーを引き、身体的なパフォーマンスを測定する神経筋のテストマシンです。
ハイテクマシンにはハイテク通信が不可欠
同社の成功の理由は、独自に組み合わされたスポーツ生理学と先進的な制御システムの専門知識にあります。マシン内の制御システムが TCP/IP でコンピューターと通信し、同社の Web アプリケーションにデータが収集され、表示されます。
このように、アスリートのパフォーマンスについてのグラフと統計をコーチが即座に確認し、経時的な進歩を観察することができます。
しかしながら同社は、扱いが面倒なケーブルや配線なしでテストマシンからコンピューターに情報を取得する方法を必要としていました。ちょうどそのときに出会ったのが、Anybus Wireless Bridge だったのです。
HMS 製品の働き
1080 Quantum と 1080 Sprint は両方とも TCP/IP で通信します。Anybus Wireless Bridge には、M12 コネクタを備えた Ethernet ケーブルで接続します。Wireless Bridge はコンピューターにワイヤレスでデータを送信し、処理して結果を表示します。
Anybus Wireless Bridge は、WLAN と Bluetooth の両方のワイヤレス通信をサポートしています。同社はワイヤレス通信の手段として、Bluetooth を利用することを選択しました。Bluetooth は狭帯域スペクトルであることから、ワイヤレス通信のとても確実かつ信頼性の高い方法です。適応型周波数ホッピング(AFH)のような機能も、Bluetooth の障害への耐性を強化するのに役立ちます。
民生用のワイヤレスソリューションとは異なり、Anybus Wireless Bridge は多くのノイズや障害が存在する過酷な産業環境を対象として設計されているため、高い信頼性のワイヤレス通信を実現しています。
既製ソリューションのメリット
1080 Motion 社の CTO である Christoffer Bergkvist 氏は次のように述べています。「当社が Anybus Wireless Bridge を非常に気に入ったのは、既製のワイヤレスソリューションであるためでした。さまざまな部品からなる独自のワイヤレスソリューションの組み立てに煩わされる必要がなく、Anybus Wireless Bridge をマシンに接続するだけで、受信側のコンピューターと通信できるようになります。現在当社では、ケーブル配線の代替として、Anybus Wireless Bridge が Bluetooth で安定した信頼性の高いワイヤレス接続を提供してくれています。」
1080 Motion 社のテクノロジーは、LA Angels Baseball、Malmö Redhawks Hockey、Everton Football Club などの知名度の高い多くのスポーツチームや、米国およびスウェーデンの数多くの大学ですでに活用されています。安定した信頼性の高いワイヤレスソリューションにより、同社は製品ラインナップの幅を広げ続けることが可能です。