
Intesisは、LGのユニットをJUNGの制御システムに接続するためのKNX集中型ゲートウェイを提供しました。
JUNG KOREAは、1999年に代理店として設立され、韓国の建設市場でビジネスを行ってきました。しかし、設立以来約20年間、ビル制御システムと通信できる海外ブランドの機器を見つけるに苦労してきました。
2019年にHMS Koreaのオフィスが設立されてからは、JUNG KOREAではIntesisのポートフォリオから、この地域の主要なACメーカーと互換性がある製品を簡単に選ぶことができるようになりました。HMS製品が、KNXネットワークに完全に統合してデータを制御できるという事実は、当社にとって大きな利点です。
Daniel Lee氏 - JUNG Korea Electric Co., Ltdカントリーマネージングディレクターー
JUNG KOREAは、一戸建てのスマートホームプロジェクトに加えて、ホテル/オフィスビルプロジェクトのルームオートメーションなどの商用アプリケーションにも対応しており、HVACおよびエネルギー計測デバイスは、これらのプロジェクトでKNXシステムに統合されることがよくあります。これらの商業プロジェクトでは、地元のメーカーが提供する設備と互換性がある小型のゲートウェイデバイスを屋上に設置し、ファンコイルとメーターを接続する必要があります。そして最も重要なのは、ゲートウェイデバイスがETSツールで構成可能であることです。したがって、エンジニアやシステムインテグレーターは、プロジェクトを円滑に進めるために、これらすべての条件を満たす製品を見つける必要があります。
HMSゲートウェイ製品はKNXシステムと高い接続性があります。そのため、標準KNXインターフェースとして使用してKNXバスをサポートする他社製のHVACおよび計測デバイスとリンクさせることができます。HMSゲートウェイ製品(幅広い機能をサポートするIntesisのKNXプロトコルコンバーター)は、KNX Associationの認定を受けており、様々なタイプのプロジェクトで安全に使用できます。
HMSのソリューションは、JUNGのKNXシステムやKNXベースの製品と、Modbusと通信する産業用ローカルデバイスを統合する場合に特に有用です。HMSコンバーターは、Modbus RTU、ASCII、TCPなどの機器を、ビルディングオートメーションネットワークのKNXシステムと互換性を持たせるために最適化された製品です。これにより、中央のKNXシステムは、ビル設備のドライバー、HVACコントローラー、測定センサーなどのModbusデバイスを制御およびモニタリングすることができます。これらのローカルデバイスはKNXシステム内でシミュレートされたデバイスとして表示され、試運転プロセスと問題解決プロセスもETSソフトウェアツールを使用して簡単に実行できます。
JUNG KOREAがこれまでに採用してきたHMSのゲートウェイ製品は、様々な産業用途をサポートする数十台のデバイスや機器がネットワークにスムーズに接続するための便利なコミュニケーターとして活躍しています。さまざまなタイプのネットワーク(EtherNet/IPなど)に接続できる柔軟性により、システム統合が容易になり、エンジニアにも好まれています。
JUNG KOREAは最近、セジョンRay Castleホテルプロジェクトに「Intesis LG AC – KNXゲートウェイ」を採用しました。このプロジェクトでJUNGが提供したホテルソリューションは、iPad/KNXプッシュボタンセンサー/サーモスタットで自動制御されるハイエンド製品や人感センサー/照度センサーなど、プレミアムコンドミニアム向けの各種製品でした。そのため、1つのKNXインターフェースで様々な製品を連携させ、自動制御する必要がありました。
このプロジェクトでは、空調、照明、アクセス制御デバイスなど、さまざまなローカル機器がETSソフトウェアで構成されていました。現場では高級家電ブランドとして有名なLG電子のエアコンが使われていたため、これに対応するコンバーターが不可欠でした。そんな中、選ばれたのが「Intesis LG Air Conditioner - KNXゲートウェイ」です。商業施設#Aとマンション#Bからなる複合施設だったので、一戸建て住宅の小さなケースと比べると注意点が多数ありました。さまざまなスレーブを統合するのに便利な機能を持つコンバーターのおかげで、これらのローカル機器をETSソフトウェアに統合することはそれほど難しくありませんでした。
JUNGブランドの特性上、ビルディングオートメーションソリューションを導入する際には、システムの互換性確保のために別のバックエンド設備が必要です。JUNGのソリューションの場合、そのほとんどがKNXシステムをベースとしているため、サードパーティのシステムが使用されているプロジェクト現場では互換性の問題が発生する可能性があります。このような状況でも、システムコミュニケーターとして機能するHMS製品があれば、JUNGは他の分野の特定のデバイスやソリューションを個別に設計または製造する必要がありません。システムインテグレーター向けのさまざまな機能をサポートするHMSの製品ポートフォリオにより、JUNGはブランドの強みである高品質設計の配線デバイスとハイテクKNXソリューションのみに焦点を当てた製品を柔軟に提供することができました。