サステナビリティレポートは Annual Report の一部として毎年公開されています。このサステナビリティレポートは、GRI Standards、Core option、Swedish Annual Accounts Act の 6 章と 7 章の規定に従って作成されています。
サステナビリティ
グローバル企業として経営をするうえでの社会的責任を認識し、倫理的かつ法的なビジネス、環境保全、人権擁護、労働慣行の実践に世界的規模で取り組んでいます。
また、5つの基本理念(High Five)を掲げ、合わせてお客様や同僚、株主、取引先に対するリスペクト、そして社会と環境への配慮によって HMS のビジネスの基盤をつくりあげ、多くの国でグローバル企業として、経営を進めています。
人権擁護
国連の世界人権宣言を尊重し、次のように人権擁護を支持し、尊重します。
- 児童労働を認めない
- 直接または間接を問わず、雇用や職業による差別を容認しない
- 国際的に宣言されている人権の擁護を支持し、尊重する
- いかなる強制労働も利用しない
- 結社および団体交渉権の自由を受容する
労働環境について
労働環境を快適かつ安全にすることは、当社にとって重要かつ戦略的な課題です。すべてのスタッフにとって物理的、精神的、そして社会的に健康で刺激的な職場をつくり、職場でのけがや業務に関係する健康障害を最小限に抑え、すべてのスタッフが同等に扱われることを目指しています。
地球環境について
ものづくりの会社として、製品のエネルギー効率を可能な限り向上させ、環境上スマートな働き方を選択することで継続的に地球環境への影響を低減するべく取り組みます。
- 長期的な投資として、環境面への影響が最小限である手段を選ぶ
- 製品開発において、ハードウェアに環境規制物質が含まれていないことを確証し、環境への影響が最も小さい選択肢を選ぶ
- 輸送では再利用または再資源化が可能な梱包材を選択する
- サプライヤーの評価および選定では、採用されているマネージメントシステム、そして環境に配慮した製品を提供できるかどうかを重視する
- すべてのスタッフが責任を持ち、環境を汚さない方法で廃棄物を処理する
RoHS 指令、WEEE 指令、REACH 規則について
RoHS 指令(有害物質使用制限指令)
RoHS 指令(2002/95/EC)の目的は、人の健康や環境に対して有害な物質の排出リスクを低減することです。当社の製品は産業向けの製造機器であるため対象ではありませんが、標準製品はすべて RoHS に準拠しています。
RoHS2 としても知られている改正 RoHS 指令(2011/65/EU)が 2013 年 1 月 2 日に発効されましたが、この指令で新たに追加された使用制限物質は当社製品には使用されていないため、改正 RoHS 指令にも変わらず準拠しています。この指令では、最終製品などの電気電子機器(EEE)が対象とされています。
当社の Ewon 製品は 2017 年 7 月発効の RoHS2(カテゴリー 9)、Anybus および Ixxat のゲートウェイ製品は 2019 年 7 月発効の RoHS 指令(カテゴリー 11)でそれぞれ適用される予定です。
WEEE 指令(廃電気電子機器指令)
使用しなくなった電子機器の廃棄を含め、自社製品に対してあらゆる責任を負い、欧州 WEEE 指令(WEEE は電気電子機器廃棄物を表す)の推進を支援および推奨しています。
この指令は、電気電子機器廃棄物の再利用と再資源化による持続的な製造と消費を唱え、自然資源や二次原材料をより効率的に活用することを目的としています。
最終顧客での設置向けに HMS が提供する Anybus や Netbiter gateways などの製品はすべて WEEE 指令に準拠しており、WEEE 指令のシンボルマーク(ゴミ箱にバツ印)が示されています。
製品の廃棄についての詳細はこちら(英語)
REACH 規則
REACH 規則は、2007 年 7 月 1 日に発効された化学物質の安全使用に関する EU 規制で、化学物質の登録(Registration)、評価(Evaluation)、認可(Authorization)、制限(Restriction)を意味しています。
REACH 規制の高懸念物質(SVHC)のリストで指定されているどの禁止物質についても、当社製品には規定制限を超えた量は含まれていません。